ガンダムシリーズ第・・・何作かはさておき、ガンダムシリーズに登場するロボットのプラモデルであるガンプラ、それをテーマにしたシリーズであるビルドシリーズのTV第3弾である、ガンダムビルドダイバーズ。
舞台設定がこれまでの「実際のガンプラを動かして闘う」から今流行の「仮想現実でのオンライン対戦」と変化しましたけどそのノリの良さとアクションのきれっぷり、マニアも唸る小ネタの数々は見ていて飽きません。
自分は一応ガンダムシリーズの大体の作品をみているのでそういった小ネタも見ていて気づくこともあるんですが、視聴者の中には
「このMSが気になるけどどの作品のMSなの?」など機になっている人もいるかもしれません。
ビルド~シリーズは言ってみればこれまでのガンダム作品のオマージュがふんだんにある作品、だからこそ元ネタを知ればモット面白くなるはずです。
ということで今回はガンダムビルドファイターズに登場する機体の元ネタについていくつかご紹介
ダブルオーガンダムダイバー
まず最初に本作の主人公・リクの駆るダブルオーガンダムダイバーはその名の通り、機動戦士ガンダム00に登場するガンダム、ダブルオーガンダムを基にしています。
名前もそのまま使われていますし、主な配色や形状も大きく変わっていないことから見分けはつきやすいと思います。
ダブルオーガンダムはガンダム00の主人公機、分割4クールで行われたガンダム00の後半(セカンドシーズン)において主人公の刹那・F・セイエイが乗る機体です。
特殊なシステムを積んでおり、作中において機体もパイロットも進化していった結果作中でもほぼ最強の機体になることに。
その為活躍シーンはかなり多いのですが、セカンドシーズン第2話「ツインドライブ」での初戦闘のカタルシスたるや、是非その目で確認してください。
モモカプル
ビルドダイバーズのヒロイン?たるモモの乗る機体、球体から手足が伸びた独特な形状と、その中に格納されている一回り小さいカプルが特徴。
元ネタになったのは機動戦士ガンダムZZにて初登場したカプール、大よそ形状は同じですが本来は敵勢力の水陸両用の機体で主人公チームに襲い掛かる敵方でした。
本来、このガンダムZZでは出番もけして多くなく、大きく目立つような活躍があったわけではない言ってみれば地味な機体でした。
ですが、その後の作品∀(ターンエー)ガンダムにて再登場したことで一気に人気が高まります。
∀ガンダムの世界でははるか昔に作成されたロボットが地中から発掘されるという変わった世界観、主人公機となる∀ガンダムやガンダムシリーズを代表するロボットであるザク(∀ガンダムでは発掘を支援した資本家の名前を取ってボルジャーノンと呼称)も地中から発掘されます。
その中で同じように発掘されたカプルは主人公のサポートをする味方として活躍、作品のヒロイン達やライバルキャラが乗り込み、コミカルにも見える動きで一躍マスコット的な人気を得ることに。
特に名シーン、といわれるとあれなんですけど個人的には海での∀ガンダムとの共闘シーンは好きです。
ガルバルディ・リベイク
ビルドダイバーズのOPにこの機体が映った時にはこう思いました「へーもう鉄血の機体だせるんだ」と。
これはこれまで3作のビルドシリーズを見てきたわかったことではありますが、TV放送からある程度経った作品の機体しかビルドシリーズには登場できないと言う縛りがあるみたいなんですよね。
そのためシリーズ第1作のビルドファイターズではガンダム00のファーストシーズン(第1期)の機体(ガンダムエクシアなど)まで、第2作のビルドファイターズトライではガンダム00の劇場版まで(ダブルオークアンタなど)という具合。
そういう意味で言うと今作では他にもガンダムAGEの機体(ガンダムAGE-2)やGのレコンギスタの機体(グリモアなど)は出ていますが、鉄血は流石に早いのでは・・・
と思っていたらこの機体、ベースとなったのは機動戦士Zガンダムに登場した敵方の機体のガルバルディβが素体、この素体となった機体はパイロットであるコーイチが過去に使っていた機体として本編にも登場していますね。
言ってみればこの機体はZガンダムの序盤も序盤に少しだけ出てきたマイナーもいいところなんですがそれを大事に使い続けつコーイチのマニアっぷりたるや。
今回はガルバルディを素体に鉄血のオルフェンズ風アレンジで登場というちょっと一風変わった状況ですね。
(というかそもそもガルバルディβの初プラモキット化が今年の6月という、ビルドダイバーズはガルバルディの宣伝アニメだった・・・?)
所感雑感
ということでガンダムビルドダイバーズに登場する機体の元ネタについてでした。
ビルド~シリーズについては機体についても台詞についてもネタが山盛りなので、本編をそのまま楽しむのもいいですがそういった小ネタにも気をつけて見ても楽しいかもしれません。
そのお助けになれば幸いです。