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くそビビリだけどホラーが好きなヤツの思うリングの素晴らしいところ3つ

好きな映画の話、ではあるんですけど皆さんホラー映画好きですか?
自分は最近好きになった類なんですが絶対に劇場では見れない派です、絶対暗闇とか怖いもの、家で見るにしても目の届く範囲全てに電気をつけて暗闇がない状態にしてみます。
それほどびびりな割りにホラーが好きって言うのも変な気はするんですけど、時々無性に見たくなるんですよねぇ。
というわけで今回は好きなホラー映画(シリーズ)についてご紹介です

 

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そう貞子vs伽耶!ではなく今回はその原作?ともなったはリング!(予告編の動画とか探したけど見当たらなかったんですよ)

大御所も大御所、というか今更紹介する作品じゃないじゃん!という気もしますけどホラーと言ったら外せないのも確かなんですよ。
詳しいあらすじについては省きますが、個人的に思うリングの面白いところ3つについてです。

ホラーと最新家電のベストマッチ

リングに代表されるジャパニーズホラーの怖さはやはり「日常の中に紛れ込んだ異常」にあります。
たとえば家の中の暗がりに誰かが・・・とか普段自分もやっているような行動、しかもそういった怪異から離れているほどに恐ろしい。
そういった日常の一つとして今回はビデオテープという媒体がとられましたが、幽霊や呪いという古くからある概念と当時新しく出来た工業製品であるビデオというアンバランスがこれまたいい、一層のこと怖い。

というのもこういった最新家電は人々の身近にあるものの、実際その詳しい原理を知っていることは少ないんです。
それは裏を返せば「何か良くわからない原理で超常現象が起きるかも」と見ているものに思わせる点にあるんですよね。
それはちょっと昔なら心霊写真もそうで、カメラという最先端の家電も理屈はわかっていても実際の機構があやふやだからこそ「何かが起こるかも」と信じる余地が生まれるんですよね。

最近の作品で言うと「自撮りにしか映らない幽霊」「幽霊の声に反応するスマートスピーカーなんて作品も出てきていてこのホラーと最新家電のベストマッチの法則は確かに続いていますね。

理不尽でない呪い

リングという作品は実は原作小説があり、その原作小説もリングらせんループという3部作になっています。
映画としてはこのうちの2作、リングとらせんが映画化されているんですが、この3部作が特別だったのは「呪いに法則がある」という点です。

呪い、というと「理不尽に襲い掛かる災い」という印象が広まっており、実際にリングと並ぶ日本のホラー映画である呪怨では「立ち入っただけで無差別にのろわれる呪いの家」が登場します。
一方でリングに出てくる貞子の呪いは、ある特定の条件を満たす事でその呪いを回避できることが物語終盤に判明します。
その事実がまた別の悲劇を引き起こす・・・というのがリングとらせんのストーリーではあるのですがこの理不尽でない法則性のある呪いというのが作品の印象を斬新な、ただ怖いだけな作品でなくしているんですよね。

得体の知れない謎

その一方でリングには劇中では明かされない謎が残っています、それは貞子の出生について。
貞子は著名な霊能力者の娘として生まれますが、実はその父親が不明、劇中ではなにか海に関連する化け物とまぐわったのでは?と示唆されるに止まります。
海と言うキーワードが出てくる辺りにいわゆるクトゥルフ神話との関連を連想しますが、一応はそれについては何も明かされません。
上記の通り、法則性のある呪いというある意味で救済措置がある貞子の呪いですがその根底にある「得体の知れなさ」がリングと言う作品を見る上での緊張感、恐怖をかもし出しているんですよね。
呪いの元凶は貞子という一人間ではあるもののその向こうには何かもっと大きな存在が潜んでいるのでは、と思うとより一層恐ろしく感じるのがリングと言う作品なんですね。

所感雑感

というわけで今回は好きなホラー映画第一弾ということでリングについてでした。
まぁ「そんなこと言われてもわかっとるわい!」という内容かもしれないですけど、名作はいつ見ても良いですから、この機会に是非。