夢と現と解析と

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ロボットアニメの原点回帰としての新幹線変形ロボシンカリオン

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皆さん、シンカリオン見てますか?(なんて挨拶だ)
自分の好きなものについて好きなように語る当ブログですが今回は最新のものについて書いてみようということで、現在土曜の朝に放送中にロボットアニメ・シンカリオンです。

副題に「新幹線変形ロボ」と名につくとおり「新幹線」が「変形する」「ロボ」のアニメなんですがいやぁ・・・シンカリオンは良いぞ。
そもそもいわゆるサンライズ勇者シリーズで育ってきた人間なため、ロボットアニメ、それも子供向けというわけですごい加点要素なんですが、それ以外にも「子供向けロボットアニメ」としてのシンカリオンの良いところを紹介したいと思います。

親子関係の教科書としてのシンカリオン

シンカリオン放送開始時にもちょっと話題にもなりましたけど、シンカリオンに出てくる親子関係が良い
ストーリーとしては正体不明の敵と戦うためのロボットシンカリオンは何故か子供にしか動かせず、主人公ハヤトを含めた子供達をオトナは戦場に送り出さないとならない・・・
いわゆる子供向けロボットアニメは今も昔も主人公が感情移入しやすい同年代に設定される傾向はあり、昔はおおらかなノリでその辺のリアリティをすっ飛ばすのもアリではあったんですが、今回のシンカリオンはその「子供を戦場に送り出さないといけないオトナの葛藤」をちゃんと書いているんですよね

それに加えて基本的にでてくるオトナは「子供を守らなくてはならない」という責任感の元で行動をしているのが継続して見えるのも良い
更に加えてシンカリオンが斬新だったのは、そういった苦悩する大人を見て主人公が「お父さんを助けたい」という一念でシンカリオンに乗り込むところ
言ってみれば父と子、オトナと子供の双方向の物語なんですよね。
そういう、言ってみれば理想の親子関係を子供向け番組できっちり描写する、というのは実際教育においても重要。

シンカリオンでは主人公の速杉 ハヤトだけでなく仲間である大門山 ツラヌキ清洲 リュウについてもこうした親子関係の描写があります、後者の二人は母と息子の関係ですが。

オタクの教科書としてシンカリオン

主人公のハヤトは電車オタク、メインの登場人物であるツラヌキは建築マニアとメインキャラクターにオタクが二人、更に言えばYouTuberを目指す子なんていう今時のキャラクターもいるシンカリオン
そういったキャラクター設定もお話を円滑に進めるためと言う事情はある気はしますが、それ以上に「自分の好きなものに対して一生懸命」な姿というのは人生においても重要な一要素。

今時「やりがい」というと胡散臭くも感じますが、実際「自分のやりたいこと、好きなことをやる」ことが一番のやりがいに繋がる部分はあると思います。
しかも劇中のハヤタらは基本的に好きなものに対して「こういうところが良い!」と発信していくタイプのオタク、そういう輪を広げようとする(広がるかどうかはさておき)姿勢は一オタクとして見習いたいところ。

所感雑感

ということで、個人的なシンカリオンのよさについてでした。
ある意味で子供向けのアニメとしては満点な出来栄え、皆もシンカリオンを見よう。
贅沢言えば戦闘シーンがもう少し凝っているといいんだけども