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”オタク”による”オタク”のための”オタク”の映画、としてのレディ・プレイヤー・ワン

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最近、とはいってももう公開も終了しているでしょうけど今回は最近見た映画の中で割りと普通に感動した映画、レディ・プレイヤー・ワンの個人的に良かったところについて、です
今回のテーマとしてはタイトルのように「”オタク”による」「”オタク”のための」「”オタク”の」映画と題して3つの観点でご紹介

概要

レディプレイヤーワンの舞台は近未来の仮想現実空間、この時代の人々はこの仮想空間上のゲームに没頭していた、という世界観。
一応現実世界(現実世界の世界観もまた好きなんだけど)もあるんですけど基本的に物語の舞台となるのは仮想空間で、いわゆるオンラインゲームの戴冠できる版が舞台って感じですね。

”オタク”による映画としてのレディ・プレイヤー・ワン

近作の総指揮をとったのは御大スティーブン・スピルバーグ、言わずと知れた大物ですがこの日ともかなりのオタクで撮影が無いときは映画パーティを開き、かなりのゲームマニアでもあるという。
実際にレディプレイヤーワンでは有名な映画のオマージュ、というか完全再現なシーンやいくつものゲームが登場したりもします。
特に途中で出てくる映画「シャイニング」の中にキャラクターが入り込むシーンでのセットの再現度の高さたるや・・・!
そういった細かなところへの拘りに作り手側のオタクさが伝わってきますね。

”オタク”のための映画としてのレディ・プレイヤー・ワン

舞台がオンラインゲームなので各プレイヤーは思い思いの格好が出来る、という理由で劇中にはありとあらゆる創作のキャラクター、アイテムが出てきます、たとえばチャイルド・プレイのチャッキー、バックトゥザフューチャーのデロリアンなどありとあらゆる版権を超えてキャラクターが集合する、ある意味であらゆる創作のオールスターもののような様相を呈しています。

ぶっちゃけ1キャラクターを1瞬登場させるだけでもかなりのお金がかかったんでは・・・という気がしますが、そこを妥協せずに、むしろやりすぎる勢いでありとあらゆるキャラクターを出しまくった作品。
どの場面にどのキャラがいたのか、ということを見るだけでも”オタク”が楽しめる”オタク”のための映画です

”オタク”の映画としてのレディ・プレイヤーワン

そしてこの物語の主軸となるのはそのオンラインゲームにのめり込む”オタク”達。
実際にその知識が物語の鍵になる部分もあるわけですが、「そのオンラインゲーム自体が好きだからこそ守ろう!」という行動原理があるのが見ていて爽快感があるんですよね。
アメリカの映画だと自由と平和のために、というものが押し出されることもあって、実際にレディプレイヤーワンもそういった趣もありますけど、やっぱり書くキャラクターに「好きだから」という姿勢が見えるのが良い。
それは逆に言えば悪役となる大人たちにはそういう「好きだから」というのが全く描写されないことからも対比で浮き上がるんですが。

割と有名なシーンとして「俺はガンダムで行く!」のシーンもありますけど、あのシーンも、本来は全編英語の作品、そのキャラクターも普段は英語を話しているのにあのシーンでだけは感情が高ぶったあまりに日本語が出てしまう、というシーンでそこにも「好きだから」という特別さが見えて、実際劇場でうるっときちゃったシーンです、同じオタクとして共感してしまって

所感雑感

というわけでレディプレイヤーワン、単純にエンターテインメント映画として凄く面白いということに加えて”オタク”が見るべき映画、”オタク”にこそ見てほしい映画、”オタク”にこそ感じるものがある映画、という感じでした。
もしあなたも何か「好きなもの」があるのであれば見てみてはいかがでしょうか

きょうはこれまで、それでは