皆さんお久しぶりです。
最近すっかり更新が滞っていたんですが、今回ちょっと気になることがあったので調べものを。
というのも上記動画の通り、平成仮面ライダー第20作、平成最後の仮面ライダーである仮面ライダージオウの制作が発表されましたね。
色合いがディケイドっぽいとか仮面ライダーというかライダー仮面だとか色々早くも話題を振りまいているジオウですけど個人的に気になっているのはそのベルト、しかも特撮玩具としてのジオウドライバー。
今回はそんな平成2期ライダーたちのベルトについて振り返りつつジオウドライバーの気になったところについて話します
平成2期、コレクションアイテム路線
所謂W以降の平成ライダー”平成2期ライダー”ではすべての作品でいくつもの変身用アイテムを持ち、それを集めていくコレクションアイテム路線で玩具販売をしていました。
劇中ではこれらのアイテムを手に入れ、付け替えることで新たな武器・能力を手に入れたりフォームチェンジをするわけです。
それに倣って特撮玩具としては1年を通じて発売されるこれらのアイテムを買っていくわけですが、そのコレクションアイテムは以下の3パターンに分けることができます。
- アイテム型
アイテムからの音声・発光によってフォームチェンジなどを表現
音声・発光遊びなどコレクションアイテム自体のプレイバリューが高い
アイテムごとに追加フォームの設定などを後出しで付け足しできるため拡張性も高い
一方でLEDやスピーカーなどを内蔵するため、アイテムの単価が高くなりがちだが、音声・発光を簡略化した簡素版などを販売することも
例)ダブル
ガイム
エグゼイド
- スキャン型
ベルト及びベルト付属物でアイテムをスキャンし、ベルトからの音声・発光でフォームチェンジを表現
ベルトがスキャンする関係上、各アイテムにICチップを付属する必要があり、単価が高く量産も難しめ
全音声・発光パターンを最初に発売するベルトに入力しておくため、後付けは不可能
アイテム自体が簡素になりがちでプレイバリューは低め
ウィザード以降同型ベルトなし
例)オーズ
ウィザード
- 認識ピン型
アイテムに設置された認識ピンをベルト及びベルト付属物で認識し、ベルトからの音声・発光でフォームチェンジ
アイテム認識に必要なのはピンのみなのでスキャン型と比較してコストダウンが可能
しかし後付け不可、プレイバリュー低めという欠点も同じ
スキャン型の簡易版とも言える
例)フォーゼ
ドライブ
ゴースト
ビルド
さらに平成1期にさかのぼればこれらに加えてベルト・及び付属物で完結するベルト単体型がありますね。
ジオウドライバー=アイテム型+認識ピン型
で、これを踏まえて今回のジオウドライバーを見てみると、
ライドウォッチ自体から音声+発光=アイテム型
ベルトに2レーンの認識スイッチで音声発光変更=認識ピン型
つまり上記の3タイプの内、現在の主流となっているアイテム型、認識ピン型の両方の要素を併せ持ったタイプになっています。
後述しますが、これまでも認識ピン+アイテム音声・発光という形になったアイテムはありましたが、いずれも強化パワーアップ形態用のアイテムでのものであり、
初期アイテムから、つまり基礎アイテムからこの豪華仕様になったのはジオウが初めてなんですよね。
ある意味で「何が何でも売ってやる」という財団Xもといバンダイ側の気合が見て取れるというか。
一方で気になるのはアイテムの値段。
当たり前ですがクリアのプラスチックのみでできていたフルボトルは2本セットで800円ほど。
それに対してライドウォッチは1600円と倍の値段します、これはかつてのガイアメモリ、ロックシードやガシャットも同じぐらいですね。
ガイアメモリはさておきロックシードやガシャットなんかは音声や発光を簡略化した簡易版も発売しましたけどライドウォッチもそうなるんですかね。
ライドウォッチに関しては認識ピンもあるのでこちらさえあれば一応変身遊びはできるはずで、簡易版としても音声の一部省略、完全省略と何パターンか出してもいいかもしれませんね。
所感雑感
ということで何となくライダーの変身アイテムについてでした。
10周年企画だったディケイドがそれまでの平成ライダーのベルト至上主義路線からコレクターアイテム路線への変更のきっかけになった作品とするなら、
ジオウはコレクションアイテム路線の集大成という感じもしますね。
という感じでいろいろ調べものをしてたら以下のような記事が
まぁ言ってみればディケイド~ウィザードまでの隆盛とその後の苦戦って話みたいですけど、その苦戦の一員として挙げられるのが妖怪ウォッチという。
ライダーシリーズがかつて苦しめられたウォッチをアイテムにして売り出す、っていう展開は「敵の力を使って戦う」仮面ライダーの共通する物語感ある。